プロが教える収納術vol.3 子育て編

リビングで遊ぶ家族のイメージ

プロが教える収納術の第3弾は「子育て編」です。今回も整理収納コンサルタントの森門あゆみさんに、子育て中の片付けや整理整頓のコツを教えていただきました。子どもも親もストレスゼロの収納術をぜひマスターしてください!

第一弾の新築マンション編と第二弾の片付け楽々編もぜひご参考ください。

【プロが教える収納術vol.1 新築マンション編】

【プロが教える収納術vol.2 片付け楽々編】

この方にお話しを伺いました!
整理収納コンサルタントオフィス Ayu's Style 代表 森門あゆみさん

森門あゆみさん

整理収納コンサルタントオフィス Ayu’s Style 代表/整理収納コンサルタント

沖縄県宮古島出身。男の子3人を育てる専業主婦から整理収納コンサルタントとして起業し、「片づけ=やり方×マインド」を追求した「理想の暮らしを手に入れる片付けのコツ」を発信している。整理収納サポートは7年間で800時間、整理収納アドバイスは1,000件以上という実績を持つスペシャリスト。新築収納プランニングはこれまで13件。現在は女性のみならず、男性の方への片付けに対する意識改革を行うため、企業のコンサルティングや社員研修も行っている。

https://ayusstyle.okinawa/

子どもの成長に合わせて暮らしも変化

お家で過ごす乳児期から保育園生、小学生、中学生……と、子どもはどんどん育ち、年齢と共にお家での過ごし方や持ち物などの生活スタイルが変わっていきます。そのため、子育て期間は子どもの成長に対応するような暮らし方がおすすめです。

モノや収納は柔軟に変える

例えば、子どもが小さい間は割れにくい安全な食器を使用し、成長に合わせてガラスや陶器に変えていく。学校に通うようになると書類が増えるので書類ケースで分類する。子どもがお手伝いできる年齢になったら、しまう場所を子どもの背丈に合わせて自分で片付けさせるようにする。など、少しのことでも「今やりやすいように」変えていくといいですね。子育て中は「収納はココと決めたから」と決めたことにとらわれず、モノを置く場所や収納用品は子どもに合わせてどんどん変えていくと楽になります。

「予測不可能」を予測する!

子育て中は「熱を出した」「ケガをした」「学校から呼び出しがあった」など、予定外のことが頻繁に起こり、それらに対応するためには保険証や診察券など、何をどこに収めているのかを把握する必要があります。

片付けの仕組みができていれば、家事にかける時間を最小限に抑えることができるほか、不測の事態にもスムーズな対応が可能です。またお母さん以外の家族が子供を病院に連れて行かないといけない場合は、家族にも何が・どこに置いてあるのかを知らせる必要があります。

突然何かが起こるかも!それを踏まえて、時間も空間もフレキシブルに使える暮らしの基盤を作っておくことが大切です。

片付けの仕組みづくりについては、【プロが教える収納術vol.2 片付け楽々編】をご参考ください!

こだわりを見つける

子ども優先の暮らしの中でも、【プロが教える収納術vol.1 新築マンション編】でお伝えしたように、

暮らし方をイメージして何を大事にするか、を決めましょう。例えば「家事は時短と効率を重視」や「丁寧な暮らし方を重視」など、それぞれこだわりポイントを見つけてみてください。

効率を重視して、空いた時間は趣味や勉強に集中したい。お花を飾ったりスイーツを作ったりなど、家のことに時間をかけたい。など、求めるものは人それぞれ違うので、心地好いと思えるポイントを大事にして、心のバランスを保てるようにするといいですね。

春休みに子どもの持ち物を整理!

家族で子どもの持ち物を整理しているイメージ

成長するとともに増えていく子どもの持ち物。年末年始の大掃除だけでなく、学年が変わる春休みに恒例のイベントとして大掃除&持ち物整理を習慣にしましょう。

進級前に整理整頓

大掃除や片づけ、整理整頓はイベント化して定着させるのがおすすめです。恒例行事になれば家族は面倒だと思わずに「毎年のこと」と当たり前に受け入れてくれます。

子どもの持ち物整理は、やはり春休みがベストタイミング。入学、卒業、進級など成長過程では物が増えるのは当たり前。放って置くと増えっぱなしになるので見直しが必要なんです。

でも、教科書などはすぐに手放さずに半年~1年ほど保管するのがおすすめです。復習で使う場合もあるので捨て過ぎは要注意です。必要な物を必要な期間だけ、大切に保管しましょう。

4年生に進級する春休みに2年生の教科書を手放す、など、子どもと一緒にルールを決めるといいですね。

子どもに判断を委ねる

工作や絵など子どもの作品は、処分するべきか保管するべきか、悩ましいですよね。そんなときは子どもの判断に任せましょう。

本人が「いらない」と言う作品は手放してOK。多くの親は「もったいない」「記念だから」と言って、とっておく方が多いです。子育てをする上では子ども自身に【選ぶ力】【決める力】をつけさせることも大切になってきますので、ぜひ片づけを通してそれらを育んでみてください。子ども自身が気に入った物であれば飾ったり保管したりしますが、本人がいらないものは飾られても嬉しくないだろうし、保管してしまったら見返す機会はほとんどありません。

森門さんのお家では、3人のお子さんそれぞれに「思い出ボックス」を持たせているそう。

「子ども達が自分で取って置きたいものだけボックスに入れて、残りは手放す。という仕組みを作っています。たくさん取って置きたい子もいるのでボックスの大きさはそれぞれですが、それを置く位置やスペースは親が決めないとリビングに侵入してきちゃうので『ここまでだよ』と、ある程度の制限は付けています。その範囲内で取って置くべきか、コレを取って置くなら他を手放すか、などを自分で判断させるようにしています」と、森門さん。

子どもが低学年までは判断したものを親が確認する、という形にするのがおすすめのようです!

親子でストレスゼロになる

家族は一人一人個性があるので、個性を受け入れるとお互いが楽になります。小学生以上はある程度本人に任せるのも大事です。

片付けが好きな子、散らかっていても気にしない子、物がすごく多い子……。みんな同じではありません。もちろん、収納の場所を作るのも片付けの方法を教えるのも親ですが、やるかやらないかは子ども次第。それぞれ個性があるので片付けに正解はないんだそうです。片付けるタイミング、部屋の状態の心地よさなどはそれぞれ異なります。

「なんで片付けないの?!」「コレがいいんだよ!」などと言い合うとお互いストレスになるので、正しい片付けを押し付けずに一度受け入れてみましょう。リビングやダイニングなど共有の場ではルールを守ってもらい、子ども部屋など自分のスペースはある程度自由にさせてあげるといいですね。

子どもが巣立った後は…

空いた収納スペースを活用したイメージ

子どもの成長はあっという間。大変なこともたくさんあるけど、いずれは巣立ってしまうと思えば、子育て期間も楽しめるはずです!また、子どもと一緒に家も成長させた方がイキイキと暮らせます。

子どもは自立して巣立ったのに、子どもが置いて行った使わない物や捨てられない物で溢れていると、お家の成長が止まっているようでちょっと寂しいですね。

子どもには、自分の持ち物と共に巣立ってもらいましょう!そうすれば、仕事をするスペース、趣味を楽しむスペースができ、子ども中心だった暮らしが夫婦中心の暮らしに生まれ変わります!

家は、今暮らしている人が快適な空間であるべきです。日々の片付けだけでなく節目ごとの整理整頓を習慣にしていると、暮らし方と向き合い、見直し、新しく変えることができます。

まとめ

【新築マンション編 】【片付け楽々編】、今回の【子育て編】と、3回に渡って収納や片づけ術を教えてくださった森門さん。共通して大事なのは「どんな暮らし方をしたいかを明確にイメージすること」と「楽して快適さを保つ仕組みを作ること」の2点。ぜひ実践してみてくださいね。

また、森門さんは整理収納オンラインサポートも行っているので、相談してみるのもおすすめです!

 

取材・文/仲西なほ子

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