ユタに聞く、住まいの選び方と注意点6選

沖縄の家

沖縄の文化に根付いているユタ。普段あまり接することはなくても、結婚や家を買う、建てるといった重要なライフイベントの際には「ユタに相談した方がいいかな?」と思うのがうちなーんちゅ。今回は、ユタであり直感コンサルタントとしても活躍しているRINOさんに家を買う時のポイントを教えていただきました。ユタとは、霊能力や霊視力などを生かしてさまざまなアドバイスを行う人のことですが、基本的な考え方は同じでも、その方法や物事の捉え方はそれぞれのユタの個性です。RINOさんはユタの文化を残すために、InstagramやYouTubeで若い世代にも分かりやすく、時代に合わせた解釈を発信しています。

この方にお話しを伺いました!
直感コンサルタントRINOさん

 

RINO さん

ユタ/直感コンサルタント

沖縄に代々伝わるユタとゆーうがみさーの家系で育ち、23歳からユタとして活動を開始。あの世と現世の間に立ち、神様とされる存在やご先祖様が発信するメッセージを受け取り、人々の悩みの相談や物事の判断に、スピリチュアルな観点からみた現実的なアドバイスを行っている。県内外の経営者や企業からの依頼も多いため、直感コンサルタントとしても幅広く活動している。

 

Instagram:https://www.instagram.com/yu_ugamisar/

YouTube :https://www.youtube.com/@rinospiritualokinawa

ユタの視点で見る住まいの選び方

那覇の街並み

家を買うと決めたら、どんな家にしようかどこに住もうかなど、夢が膨らみ心も弾みます!でも、とても大きな買い物なので、いざ決断するとなったら迷ったり不安になったり、誰かに相談したくなったりしますよね。そこで、ユタであるRINOさんに家の選び方のポイントを教えていただきました。

直感で選ぶ

一番大切なのは、直感。人間には生まれ持って直感力があり、「直感は答えを知ってるんですよ。自分の人生の歩み方を」とRINOさん。「ココがいい!」「この家に住みたい!」と直感し、その家で暮らすシーンが明確に想像できたら、それはもう買い物件です。

しかし、人間は直感よりも予算を第一優先にしてしまいがちです。家選びで悩む一番の原因は、直感で良いと思っても予算が合わないこと。住みたいけど予算が足りないから、直感と現実の差に悩むのです。

例えば、部屋を借りるときに「ここは絶対立地も間取りも最高だけど、家賃が1万円高いから諦める」と、直感を無視して予算を重視してしまうと、運気はどんどん下がります。直感に従い毎月のプラス1万円を頑張れば、運気はどんどん上がって支払いも楽になるのです。

だから本来は予算よりも直感を第一に優先するべき。パズルがカチッとはまったように「ココだ!」とピンとくる物件は、予算オーバーだったとしても豊かになるきっかけなんです。直感は、「この家に住むと成功する」「豊かになる」という答えを知っているのです。

自分の直感が正しいかどうか確認するポイントは、「この家に住むイメージが明確に映像で見える」「不動産や銀行の手続きがスムーズに運ぶ」こと。人は幸せになるために家を買うので、自分の直感を信じてみてはいかがでしょうか。

住み替えながら成長する

小学校を卒業し、中学校、高校を卒業して大人になるように、住まい選びも成長の過程が必要です。いきなり注文住宅を建てるよりは、賃貸アパート、分譲マンション、建て売り住宅という経験を経た方がより良い家づくりができます。

食の好みやファッションの好みが成長するにつれて変わるように、家の好みや居心地がいいと思う感覚も成長して変わるのは当然のこと。自分の直感に従って住み替えていくのは、人生をどんどんレベルアップさせるために大切な過程です。

「ココだ!」と思って住んでも、数年後に「違うな」「引っ越したいな」という思いが芽生えたら、ちゃんと受け入れましょう。そこには必ず学びがあるので、何が違うと感じるようになったのか、自分はこの家で何を経験したのか、ということを振り返ってみてください。この家に住んだ意味が理解できたら、次に住むべき家に出会え、売買もスムーズに運びます。

未練が残っていると繰り返し同じ学びのために家を選ぶことになるので、ちゃんと「卒業」という手放し方をすることが大切です。土地選びや間取りで失敗したという人は、それまでに必要な経験をしていないから。将来的に戸建てを考えている人も、まずは分譲マンションから経験することがおすすめです。

マンションは低層階がおすすめ!

マンションの特徴は、良くも悪くも他人の気や波動に影響されること。なので、ちょっと背伸びをしてでもグレードの高いマンションがおすすめです。ポイントは、低層階!

「運気を上げたい」「成功したい」という場合は、成功している人からその運気をもらうことが手っ取り早い方法です。グレードのいいマンションの高層階には経済的に豊かな人や成功者が住んでいることが多く、その運気は下に流れるので、下の階の住人は日常的に彼らの良い運気を受け取ることができます。

同じ予算で選ぶなら、中堅クラスの高層階よりもグレードのいいマンションの低層階に住む方が開運につながり、次のステップに進みやすくなります!

住まいを購入するときの注意点

シーサー

RINOさんの住まいを購入する時の考え方や注意する点はちょっと斬新。でも、納得の理由があるので、ぜひ参考にしてみてください!

一生ものと考えないこと

50年先まで見越して直感が働く住まいを見つけるのは、なかなか難しいことです。人の直感力は数年先を見据えることで精一杯。「一生住み続ける家を探すんだ!」と考えると、直感が働きにくくなります。

また、いい住まいに出会えても、家族の成長とともに生活スタイルが変われば「もっと便利な場所に住みたい」「もっと部屋数が欲しい」などと思ったり、逆に「子どもが自立したからもっとコンパクトな家でいいかな」「通学重視で選んだけど子どもが卒業したら静かな場所に移りたい」などと思うこともあるでしょう。そんなときは思い切って住まいを変えましょう。

せっかく買ったマンションや土地、建物を手放すのはとても勇気のいることですが、見えない何十年先のことを考えるよりも、数年先まで見据えた直感に従った方が運気は向上します。

RINOさん自身も、家を買った時には「住むのは15年かな」と思い、住んでいるうちに気の流れが変わり「7年くらいで引っ越しかな」と考えるようになったそう。

人の運気は変わるので、「あの時コレだ!と思って決めたから」などと執着せずに、「今はこう思う!」という、その時々の直感を大切にしましょう。

家を継がすことは考えないこと

「家は住み替えた方がいい」「一生ものと考えない」ということは、子どもに家を継がすことにもこだわらない方がいいのです。沖縄の人は長男に土地や家を継がせたがりますが、繁栄を願うなら今あるものを引き継ぐのではなく、子ども達がそれぞれ自分に合う土地や建物を手に入れる方がよいでしょう。

家や土地をもらう前提だと子どもも伸びないし、自分たちが住みやすいと思って建てた家を数十年後に子どもに押し付けるというのは、繁栄の妨げになるそう。子どもにも直感で「ココがいい!」と思える住まいを選ぶ自由があり、家を譲り受けるより家を手に入れるための成長過程の方が大切と考えるといいですね。

神様のサインを無視しないこと

自分の直感って、なかなか信じることが難しい……という人もいると思いますが、その場合は神様からのサインをしっかり受け取るようにしましょう。

例えば、直感で決めた物件は誰にも阻害されずに購入できますが、直感から外れた場合、さまざまな邪魔が入ります。業者さんとのやり取りに時間がかかる、約束をキャンセルされる、小さなトラブルに見舞われる、など。神様が「ココじゃないよ!」と邪魔をしてくれているのです。

タイミングによっては「契約金を払ったから」「今キャンセルすると違約金がかかるから」という理由でなかなか解約に踏み切れないかもしれません。しかし、違和感を無視したり無理を通して5,000万円の家買うよりも500万円の違約金を支払った方が、長い目で見ると損ではないのです。その後には、運気を上げてくれる住まいがきっと見つかるはずです。

また、住み替えのときもサインが出ます。近所付き合いで揉めたり周辺環境が悪くなったりなど「この家から出た方がいいよ」と、神様が合図してくれているのです。思い切って手放してこそ、運気が上がります。たとえ思ったより安い価格でしか売れなかったとしても、きっとお手頃価格の新しい住まいに出会えるので、執着しない方がいいですね。

自分でできる運気の上げ方!

女性の後ろ姿

運気は自分で上げるもの!RINOさん直伝の、誰でもできる簡単な方法を公開します。

直感で生きる

時間やお金にとらわれず直感で生きていると、運気が上がり成功できるそう。直感で生きるとは、人に流されず魂が望んでる通りに生きることですが、普通の人にはなかなか難しいのです。

例えば会社に行くときに「今日はなんとなく遠回りがしたい」と思っても遅刻はできないからいつも通りの道を通り、買い物のときに「このワンピース色違いで欲しいな」と思っても予算オーバーだから1着だけ買う、となるでしょう。直感で生きるとは、常識の枠から外れないといけないことも多々あるのです。

なので、小さなことから練習するのがおすすめです。例えば、スナック菓子なら欲しい物を迷わず2つ買える。ワンピースだったら予算オーバーだけど思い切って2着買おう。など、少しずつハードルを上げていってみましょう。普段から直感で生きている人は、自分の直感を信じることができ運気も上がるので、きっと良い家に出会えます。

住み方を工夫する

もし直感で選べなかった住まいだったとしても、住み方で運気を変えることも可能です。重要なのは、掃除と片付け。家が汚いと疲れるし、散らかっていると家庭もうまくいかなくなってしまうので、片付けや掃除は後回しにせず何よりも優先しましょう。

壁紙や家具の配置一つでも運気は変わります。古くなった壁紙は張り替え、家具の配置を見直すなど、その時々の感覚で変えていくと、快適で運気の上がる暮らしができます。

家を浄化する

新しい家に入る前、家庭や仕事がうまくいっていないとき、気の流れを変えたいときなどに効果的なのが家の浄化です。

家の中央となる場所に半紙を敷いて塩を1kg盛ります。気が通るように家の中のドアやふすまは全て開けて1晩置いておくだけ。塩が悪い運気を吸ってくれます。使った塩は燃えるゴミに出してOK。2階建ての場合は1階と2階の中央に半紙を置き、半分ずつ塩を盛ります。

ここで試してほしいのが、味の変化。塩を少しだけ分けておき、翌朝、浄化に使用した塩と味を比べてみてください。気がそんなに悪くないときはあまり変化しませんが、家庭に問題があるときなどはすごくピリピリするそうです。

店舗や会社でも、気を変えたいときや運気をあげたいときにおすすめです。

ユタに相談する際のコツ

大きな決断をするときは、ユタに相談するのもおすすめ!RINOさんの場合は土地や建物の声を聞き、伝えてくれます。相談するときは「どの家がいいですか?」「どの場所に住んだ方がいいですか?」などと丸投げするのではなく、「この家に住みたい、この土地に住みたいけど、どうですか?」と、自分の直感が正しいかどうか、答え合わせをするつもりで相談した方がより的確なアドバイスがもらえます。

自分の直感とユタのアドバイスで、最強の住まい選びを楽しんでください!

 

取材・文/仲西なほ子

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