憧れのファミリーでのマンション暮らし!「学校と暮らし」から見る、那覇市のマンション生活

子育てをするご家庭にとって、住まいの場所選びはとても大切なテーマです。那覇市の人口は、2024年3月1日時点で約31万7000人。共働き世帯が多く、学童の受け入れ状況や地域の教育資源の充実度も気になるご家庭も多いのではないでしょうか。子育て世帯に適した環境やファミリーでのマンション暮らしのメリットについてご紹介します。

上原ゆいなさん
那覇市議会議員
那覇市出身。
東京から沖縄にUターン後に化粧品開発・販売会社を設立。現在11歳、9歳、1歳の3人の子どもを育てるママ。母親目線・経営者目線・女性目線での街づくりに取り組んでいる。
YUINA / OKINAWA 潮(上原) ユイナ インスタグラム
https://www.instagram.com/yuinaushio
上原ゆいなさんのストーリー
東京からUターン、起業へ
那覇市議会議員として活躍しながら、美容プロデュース事業を手がける起業家でもある上原さん。学生時代から美容に興味を持ち、自身のブログでは地域ランキング1位を獲得するなど、発信力を活かした活動を続けてきました。
シンガポールと東京での経験を経て、25歳で沖縄に法人を設立。馬油を使った自社化粧品ブランドを立ち上げたり、女性のコミュニティを運営するなどパワフルに活動してきました。
「三児のママ」、那覇市議会議員に初当選
上原さんは、現在11歳の長男、9歳の次男、1歳の長女を育てる母親でもあります。子育てと仕事を両立しながら、地域社会への恩返しを目指し、2024年7月の補欠選挙で那覇市議会議員に当選しました。
「声をかけていただいたのは、一番下の子どもが生まれてまもないタイミングでした。もともと社会活動には関心があり、これまでも自分にできることに取り組んできました。だからこそ、次は“政治”という手段を使って、自分にしかできない形で社会に貢献したい――そう強く思い、『今、やるしかない!』とすぐに立候補を決意しました」。
「母親目線・経営者目線・女性目線」での街づくり
議員としての活動の中で、子育て世帯が抱えるリアルな課題を身近に感じ、「子どもたちの学びの機会を増やすための支援」や「働く親が安心して子育てできる環境づくり」に注力しています。自身の経験を活かし、教育環境の改善に向けた提案を行っています。
那覇市の子育て環境と住まいの選び方
那覇市で子育てするメリットとは?
那覇市では、市民団体によるイベントも豊富で、週末は親子で楽しめる機会がたくさん。ワンコインや無料で参加できる体験講座や教室、プログラミングや英会話などの選択肢も充実しています。
また家庭による子どもたちの体験格差をなくそうと、「*那覇市まなびクーポン」という習い事支援制度もあり、行政の「地域を上げて子どもを伸ばそう」という思いが伝わります!(*現在一部対象者のみ利用可能)
共働き×子育て、上原さんの場合
上原さんも共働き家庭です。共働き世帯が多く、子どもを育てながら働く家庭が多い中、待機児童の問題や学童の受け入れ状況は大きなポイントの一つですよね。特に、「放課後児童クラブ(学童)」の待機児童問題は地域によって差があります。
例えば、上原さんが子育てをしている泊エリアでは、年度にはよりますが、待機児童がほぼいない状況だと聞いています。
地域の教育事情と住む場所の選び方のポイント
例えば泊エリアには進学塾が集まり、学習意欲の高い家庭が多く住んでいます。
勉強が当たり前という環境で、中学受験に挑戦する子も多数。
一方で、自然豊かなのびのび子育てしやすい地域もあり、家庭の子育て方針によって住まい選びのポイントも変わります。
ファミリーでのマンション生活の魅力
マンションはファミリーに向けた売り出しもあり、その場合には共働き世帯が集まりやすく、同じ価値観を持つ家庭が多くなることも特徴です。
各家庭同士の繋がりが生まれやすい!
同じ価値観の家族が集まりやすいということは、親同士の情報共有がしやすいというメリットがあります。新興エリアでは、沖縄県外からの移住者や転勤族の家庭もあるため、地元の人だけではない交流やそれによるつながりが生まれやすいと言えるでしょう。しかしながら、ここ数年で整備されたエリアは地域のつながりが希薄になりやすいため、地域の行事や交流イベントの有無も事前に調べておきたいポイントの一つです。
防犯面や立地を味方に付けよう!
新しいマンションはオートロックや防犯カメラが整備されており、防犯面で安心。エレベーター完備であれば、ベビーカー利用家庭にとっても嬉しいですね。ゆいレール駅近の物件も多く、通勤や保育園・学童の送迎にも便利です。
まとめ
上原さんは「保護者が安心して働ける環境を作ること、安心して子どもを預けられる環境作りが大切」を強化していきたいと話します。
学区や子育て環境は、家庭のライフスタイルや子どもたちの成長に大きく影響します。地域ごとの特徴を理解し、自分たちに合った住まいを選ぶことが、安心して子育てをするための第一歩となるでしょう!
那覇市で引っ越しを検討する際には、事前に待機児童の状況を確認したり、子育て支援策について、事前に市役所で情報を収集するのも良い方法です。家族に合った住まいを選ぶことで、安心して子育てを楽しむ第一歩になるかもしれませんね。
取材・文/札本咲子