VRモデルルームとは?
お家にいながらリモート内覧!

マンション選びはエモーで案内している女性のイメージ

新築分譲マンションをWEBで見学できるVRモデルルームをご存じですか?戸建ての場合はバーチャルモデルハウスなどと呼ばれ、自宅に居ながらリモートで内覧ができる、新しいスタイルのモデルルームです。新築分譲マンションのポータルサイトemoHは、紹介している物件全てがVRモデルルームで内覧できるのが特徴!emoHのCGVRを担当しているデジタルスタジオ ガラパゴ代表の工藤さんに、VRモデルルームの特徴を教えていただきました。

この方にお話しを伺いました!
デジタルスタジオ ガラパゴ 代表/一級建築士 工藤敏雄さん

工藤敏雄さん

デジタルスタジオ ガラパゴ 代表/一級建築士

秋田県出身。琉球大学工学部環境建設工学科を卒業後、住宅の設計事務所、マンションのCGパース制作会社を経て、2009年にデジタルスタジオ ガラパゴを設立。建築パースの3DCGやVRを中心としたデジタルコンテンツの企画・制作を行う。デジタル技術のクオリティはもちろん、図面からデザインを起こすセンスにも定評があり、県外からの依頼も多い。emoHに掲載されているVRモデルルームのほとんどは、デジタルスタジオ ガラパゴが手掛けている。

http://www.garapago.jp/

VRモデルルームとは?

VRモデルルームのイメージ画像

画像提供:デジタルスタジオ ガラパゴ

VRモデルルームとは、CGや静止画で作成したバーチャル空間のモデルルームのこと。ゴーグルやヘッドセットなどのデバイスを使用すると、実際にその部屋の中に入り込んだような体験もできますが、この場合はモデルルームやショールームなどに出向く必要があります。

コロナ禍の現在は、自宅に居ながらWebでモデルルーム見学ができるWebVRのニーズが高まっています。

WebVRには大きく分けて「実写VR」と「CGVR」の2種類ありますが、それぞれの特徴や違いは次の通りです。

実写VR

実写VRは、現実世界を特殊なカメラで360度撮影した画像を編集したコンテンツ。実際に存在するモデルルームを隅々まで撮影して作ります。

実物が基になっているので、VRの中でおおよその寸法を測れるのが特徴。カウンターの高さや壁の幅などが測れるので、家具の配置を考える時や新しく家具を購入する時などに役立ちます。

CGVR

CGVRは、現実には存在しないバーチャル空間をCG技術で生み出すコンテンツ。図面を基にイチから作り上げるので図面VRとも呼ばれ、高い技術力とセンスが求められます。

バーチャル空間なので、壁紙や床材の色を画面操作ひとつで変更するなど、現実では不可能なことも出来ます!

制作にはモデルルームと同等の時間がかかりますが、実際のモデルルームを作る必要がないので不動産会社としてはコストを抑えられます。しかも、モデルルームを終了する際にも廃棄物が一切出ないので、環境にもやさしいんです!

emoHのVRモデルルームの特徴

VRモデルルームの特徴を説明した画像

画像提供:デジタルスタジオ ガラパゴ

emoHでは実写VRとCGVR、どちらのタイプも採用しており、CGVRの制作をデジタルスタジオ ガラパゴに担当していただいています。

ガラパゴは、建築物のCGパースやVRに特化した会社。その技術やクオリティが評価され、県内外の大手不動産会社からオファーが絶えません。そんなガラパゴが制作するCGVRモデルルームの特徴やこだわりをご紹介します!

本物同様の再現性!

ガラパゴ代表の工藤さんは大学で建築設計を学び、卒業後は一級建築士として住宅設計やマンションのCGパースを手掛けてきたスペシャリスト。

図面からCGを起こす技術とセンスは業界内でも評判です。設計のプロが手掛けるCGなので、より実際の物件に近いVRに仕上がっています。

歩くように内覧!

CGVRの多くは、リビングから寝室、寝室からバスルームなどに移動する場合、部屋から部屋へとワープすることになります。そのため、どこから寝室に入って自分が今どこを向いているのか分からなくなる、という迷子状態になってしまうことも。

しかし、ガラパゴのVRは「歩いて移動する」という見せ方にこだわっているので、ワープすることなく一歩一歩進んで移動します。実際のモデルルーム見学と同様に、部屋の中を歩き回って動線を確認するなど、よりリアルな内覧に近い体験ができます。

住む人の視点を重視!

キレイ、カッコいいだけではなく、住みやすい家具の配置や寛ぎやすい雰囲気にすること、水回りや収納など隅々まで確認できるようにすること、など住む人の視点にもこだわっています。

このセンスや心配りは、長年住宅に携わっている実績と経験の賜物!住む人がイメージしやすいように作られています。

VRモデルルームの活用方法!

ここでは最新のマンションの選び方を紹介します。もちろん実際のモデルルーム見学も必要ですが、バーチャルでしかできない利点を生かしてVRモデルルームもどんどん活用してください!

たくさんの物件をリモート内覧

家族でエモー閲覧して物件を探しているイメージ

実際のモデルルームは休みの日に会場に出向き、受付をして担当の方に説明してもらいながら見る、という段取り。1日で回れる件数に限りがあります。VRモデルルームなら、都合の良い時間にゆっくりと、好きなだけ見ることが可能!実際のモデルルームを回る前に、VRで候補を絞り込むことができます。

壁・床のカラーパターンをチェック!

画面内で壁・床のカラーパターンが選べるイメージ

画像提供:デジタルスタジオ ガラパゴ

建設中の新築マンションの場合、壁紙や床材の色を選ぶことができますが、CGVRなら一瞬でカラーチェンジが可能!サンプルカラーだけを見て決定すると、出来上がったときに全体的に「思ったより濃くて暗い」「白すぎて落ち着かない」など「イメージと違った!」となってしまう場合があります。

CGVRなら、床一面、壁一面の色を変更して部屋全体の雰囲気を確認できるので「イメージと違った!」となることを避けられます。

購入・引っ越しまで何度もバーチャル体験

購入を決定するまでの間、「この物件はどうだったかな?」とおさらいしたり、見落とした部分を確認したりと、何度も比較検討ができるのもVRモデルルームの魅力。納得するまでリモート内覧してください!

購入後も新築マンションが完成するまでの間、家具の配置やインテリアのコーディネートなどを決める時にVRモデルルームは大活躍です!

まとめ

気になる物件のモデルルームを全て回るのは結構大変。予約が必要なところもあり、人気の物件は見学さえ順番待ちの場合も。沖縄の新築分譲マンションならemoHでVRモデルルームが見られるので、どうぞ上手にご活用ください!

 

取材・文/仲西なほ子

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